【放牧は平均1ヘクタールに1頭の割合を基準にします】


自然放牧の牧場では、自然と牛たちと人間の三者の役割とバランスが大切です。
山地と平地では若干異なりますが平均して1ヘクタール(100m×100m)に1頭の
割合で放牧を行うことで、自然の力を最大限引き出すことができます。





【自然からの恵が命の源】

春から秋にかけて、基本的に牛たちは自給自足的な生活を送っています。

春から秋にかけて、なぜ自給自足的な放牧が可能なのでしょうか。
それは1ヘクタールに1頭という割合で放牧することによって自然の草花が伸びる
スピードと、牛たちが草花を食べるスピードがバランスよく循環するからです。
そして冬になり、牛たちが草花や落葉を食べ終わる頃、私たち人間が春から秋の間に
刈取って干しておいた干草を与えます。



【補足説明その1】
  その年の気候により、草の生長が悪い、新しく牧場を始めた土地で草が無い
  などの場合、春夏秋でも自然草を地域の畑や山から刈取って与えることがあります。
【補足説明その2】
  牛たちに搾乳のため、搾乳小屋に帰って来てもらうための「おやつ」としてや、野生化を
  防ぐためのコミュニケーションとして、また牛たちの体調管理のために地域の豆腐屋さん
  のオカラや醤油粕、酒粕、ぬかなどを与えることがあります。
  <<詳しい割合は下記の通りです>>
  ●青草や乾草、サイレージなどの自然草・・・98%〜99%
  ●おから、ぬか、梅、醤油粕、酒粕・・・1%〜2%       

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【群れとリーダーと子育て】

そもそも牛は群れで行動する生き物です。
自然放牧の牛たちも群れをなし、その中には順位が存在しリーダーがいます。
時折、角を合わせて力比べの様子も見る事ができます。
また、群れの中で生まれた赤ちゃんは、お母さん牛に育てられます。
好きなときにミルクを飲み、お母さん牛から自然の中で生きる術を教わります。
 

【基本、牧場に牛舎はありません】

自然放牧の牧場には牛舎はありません。夜満天の星空のもとで、花一面の春、
暑い陽射しがちょっと厳しい夏、牛さんにとっても食欲の秋、雪降る冬、365日24時間、
牛たちは大自然の中で暮らしています。
冬は寒くてかわいそうと思われるかもしれませんが、実は寒さには強いんです。
牛さんたちの毛が伸びて、冬毛になるから大丈夫なのです。

【補足説明その1】
  
豪雪地帯では積雪が数メートルにおよぶと、さすがの牛たちも生活をすることが困難に
  なり、命を落とします。そのため、
雪から牛たちの命を守るため退避小屋を設置する
  必要がある地域などがございます。
【補足説明その2】
  天候不良などの気象条件により、
冬場のエサとなる自然草が不足した場合、
  牛たちの命を守るため緊急的に輸入飼料を使用する場合がございます。

  

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